ゆるい鉄と硬いガラス。(ゆるく考えよう)
ちきりんさんの「ゆるく考えよう」読了。
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 30人 クリック: 1,118回
- この商品を含むブログ (143件) を見る
で、思ったこと。「ガラスと鉄だとガラスの方が硬い」という話がある。「硬さ」の定義によるんだけど、「鉄の方がガラスよりも弱い力で変形する」ってこと。この本の言葉を使うと、「鉄はガラスよりゆるい」ってことになるだろうか?強い意志や固い考えは、実は脆い。ある程度の「いいかげんさ」、つまり「ゆるさ」ってすごい大事だなー、と再認識させてもらいました。
「性格は変えられる」の項で垣間見えるけど、ちきりんさんってすごくマジメでストイックな方なんだろうなー、と想像します。マジメでストイックだからこそ「ゆるい」ことの重要性に人一番敏感なんだろうな、と。
僕の育った家は割と無駄にマジメというか、ヘンに几帳面というか・・・「悩まなくて良いところで悩んで、考えなきゃいけないところで思考停止してるなー」(自戒80%の発言)という家族だったので、おすすめしたいなー。
余談だけど、保険や持ち家、「やめる」決断など、まとめて読むと「物の見方」が森博嗣さんと似ているところがあるなー、と思う。一番似ている本は「自由をつくる 自在に生きる」かな?一見対照的に見えるお二人ですが、「好きなことをやるように生きている」という点で共通しているし、実は似ているのかもしれないなー、と思いました。